東急不動産SCマネジメント様にてお手伝いさせていただいたのは、管理職向けのファシリテーション研修及びコミュニケーション研修。さらに、園部牧場の裏事業でもある⁈出張寿司のご依頼もいただき、寿司職人としての腕前もご披露いたしました。今回は研修事務局の経営戦略部 経営戦略課の福本さんに、園部牧場の印象についてうかがいました。
きっかけになったのは、マネージャー間で課題の共有ができていないという話が上がったことです。これまでその層の集まりはあまり行ってこなかったので、これを機会に共通の課題について話し合える場を作ろうと、管理職向け研修を企画しました。
ご依頼いただいたのは、ファシリテーション研修とコミュニケーション研修の全4回コースでしたね。園部牧場の研修はいかがでしたか。
当初私の中では、研修って受講者が消極的なイメージがあったんです。
「こんなに忙しい時期になんで研修なんてするんだ」と文句を言う人もいるんじゃないかと。実際、「丸1日も拘束されるの?」という問い合わせはあったんです。
あったんですね。まあ、ありますよね(笑
はい。でもいざフタを開けてみると、研修は一貫してスムーズに進み、しかもめっちゃ楽しそう。けだるさなんて一切なく、前のめりに受講している印象がありました。
そうですか。楽しそうに見えたんですね!
コミュニケーション研修では参加者同士のペアワークで話が止まらなかったじゃないですか。大阪会場なんて、止めても止めても止まらない感じでしたよね。
それって、何が今までの研修と違ったんですかね。
講師じゃないですか。園部さんは受講者との距離が近い。場の雰囲気づくりがすごく上手で、グループディスカッションの最中もナチュラルな感じで輪の中に入っていきますよね。そういったことが大きく影響しているんじゃないかと思います。
なるほど。ちょっとうれしいです。
それともう一つ、見ていて感じたのが、受講者が講師の言うことをよく聞いている。小学生じゃないですけれど。(笑)
なるほど。なぜだろう。僕、そんなに圧かけてないですよね。
かけてないです。(笑) にもかかわらず、園部さんの言うことは、受講者にナチュラルに浸透しちゃうんですよね。場に、講師を含めた一体感が生まれているからかな。(笑)
一体感を作ろうと、場づくりに関しては意識していますね。
コミュニケーションやファシリテーションの研修ですから、講師が研修の「場づくり」ができなかったら信ぴょう性がなくなってしまいまいますよね。
研修で私自身が実演することで体感してほしいと思っています。
ファシリテーション研修のグループワークの課題が「職場の課題を洗い出す」でしたよね。あのグループワークを通じて、「あの人はこんな考え方を持っているんだ」ということがお互いに分かり、一体感につながったのではないでしょうか。
研修の中で実テーマを取り扱ったことで、お互いのことが知れた。スキルを学んだだけでなく、副次効果として受講者同士の理解が進み、コミュニケーションの場にもなったんですね。
加えて、先生が受講者の意見を否定しないという点もポイントかなと。質疑応答も全部「いいね」で返されていましたよね。
否定という言葉は私の辞書から消し去りました(笑
全ての受講者から意見や考えを引き出し、それらを否定することなく上手に分類分け、項目分けして、わかりやすく可視化してまとめてくださるのがすごいなと。
なるほど。確かに、受講者のみなさんが研修中にどれだけ自分の考えをシェアできるかということは意識していて、そのために、僕はポストイットを活用しています。みんなの意見が見える化され、それによってお互いを理解し出すから、一体感が生まれるんですね。
研修の目的以上の結果になっているってことですね。
そうですね。
研修前はそれほど乗り気な感じではなかった方が、「良かったよ。あの講師めっちゃ面白いよね」って陽気に語っていたり、「マネージャー同士、共通の話題で語り合えたことが良かった」という声も聞こえてきました。今回の研修は、本当にやってよかったなと思っています。
じゃあ今度は、事務局目線でのご意見を聞かせてください。まず、園部牧場のいいところをありったけ挙げてもらっていいですか。
ハハハ!ありったけですね。(笑)
じゃあ見た目から。園部さんはシュッとしているので、私は初め、ちょっと怖い方かなと思ったんです。
あ、見た目からですか、確かにシュッとはしていますね(笑)
でも、お話してみるととってもフランクだし、どんな質問にもすぐに答えてくださる。実際の園部さんは、私はすごく好きな感じの方でした。
よかった!ありがとうございます(笑)
では、事務局担当者として、やりやすかったところはありますか。
事務局が一日中立ち会わなくても、研修がきちんと開催できるところですね。園部さんが全て回してくださるので、本当に助かります。
それから、時間の使い方の意識がすごいなと思いました。研修って、5分10分押すのが当たり前でしょっていう講師もいらっしゃる中、園部さんの場合は、質疑応答の時間もしっかり取りつつ、時間通り、なんなら2、3分早く終了。研修中も、合間合間に、時間通り進んでいるとか、これだけ押しているということを受講者に正確に伝えてくださったので、みなさん安心できたのではないかと思いますし、事務局としてもすごくありがたかったです。
年末の納会での出張寿司はどうでしたか?
めちゃくちゃ好評でしたよ。当日来られなかった人たちがすごく後悔していました。
研修先でいつも寿司の話はよくするのですが、本当に発注される方は多くはありません。今回御社は、どういう流れで僕に発注しようということになったのですか。
納会でちょっと変わったことしようということになり、みんなのテンションが一番上がる方法を課内のみんなで考えていた時に、「そういえば、園部さんってお寿司を握れるらしいですよ」と課長に話したら、「いいじゃん!やろうよ」ということで決定しました。
ノリよすぎですね(笑
ノリはいいですね。本当に自由な社風なんです。やりたいことはどんどんやらせてもらえます。ダメっていう人が全然いない会社ですね。
すごい社風。いい会社ですね!
すごいです。社長が自由なので。「ええやん!やれば」が社長の口ぐせなんです。
ネタはどうでしたか。回転寿司よりはいいものを提供したと思うんですが。
ネタもすごく良かったですし、何より、握りたてのお寿司を、会社でみんなとわいわい言いながら食べられたっていうことが幸せでした。
寿司は握りたてが一番おいしいからね。それをわかってもらえてよかったです。(笑)
では、そろそろ時間ですね。福本さん、今日はお忙しい中ありがとうございました。
東急不動産SCマネジメント様では、そもそもなぜ管理職向けの研修をやろうと思われたのですか。